ホームシック?戻ってきてもいいんだよ…。

 君が、中学生の時に出会って、時々の電話やメールのほかに、2回ほど手紙もくれたっけ。きれいな字に驚いたんだ、私。また手紙をくれるって言ってくれたけど、嬉しいな。楽しみにしてるね。

出会ってから5年も経ったんだ…。思い出してくれて、ありがとう。

連休は「面倒だから帰らない」って言ってたのに「少しだけ親の言うことを聞くかぁ…」って嬉しそうに笑っていた君。4日間過ごしたら「親が心配そうに涙ぐんじゃって…やっぱり親も寂しいのかな…」って、話しながら君まで涙ぐんでた。親子で同じ気持ちになってるのを感じたよ。ぶつかりあったこともあったけど、ひとつ階段をのぼった感じ。

「帰るところはあっちなんだ、自分…」そう言って“未来”に向かって行った君はもう大丈夫だと思う。

4月の末「これで良かったのかな?だいじょうぶかな?」見えない未来が不安で眠れなくなった日々。故郷はどーんと安心をくれたでしょ?嘘のように元気になって、あっちに戻っていってから10日が過ぎた。ホームシックだったんだね。

わかった?君が、どんなに、どんなに愛されていたのか。

ここが君の故郷!いつでも、充電しにおいで。元気な声をありがとう。

(この時期、庭の一角は黄色一色になる。「モッコウバラと黄色のバラ」いつからか我が家の名物になった。この花が咲くとなんだか「ほっ」とする。父の日が近くなると必ず咲く黄色いバラ。無性に父を思い出す)