赤い実とつわりのお話…
先輩の助産師さんが話してくれた❝赤い実❞のこと、これだったのか!
つわりが強くて、何も食べれず動くのさえ大変で「私も赤ちゃんもダメかもしれない…」って泣いていると、猟師だったおじいちゃんが山に行ってきた。「絞って、砂糖入れて煮つめて、お湯で延ばして、最初はなめるように口に入れてみろ・・・。じき、顔色も良くなって笑えるようになるさ。ばあちゃんもそうしてた」真っ赤な実が籠いっぱいに入っていて、普段無口なおじいちゃんが助けてくれた優しいお話…。
今日、山道を散歩していると目の前に真っ赤な木の実!!見上げると小さな実が空までギッシリ。足元は落ちた実で一面、真っ赤!まるで絨毯のよう。確か、少し前は白い花が咲いていたんだけれど、いつの間に実になった?なんていう実なんだ?思わず写真を撮りました。帰ってから調べてみると「ガマズミ」の実でした。
効能もありました!ガマズミの赤い果肉には、「アントシアニン」と呼ばれる赤色のポリフェノールが多く含まれています。アントシアニンは、血液をサラサラにする効果や、高血圧や動脈硬化の予防、老化防止も期待でき、ビタミンCやクエン酸も多く含まれていて、疲労回復や肌あれ予防もサポートするとありました。味はかなり酸っぱいらしいですが・・・。
つわりに悩んでいる妊婦さんと❝何か口にできるもの❞がないか先輩の助産師さんに聞きました。「10月ころ、山に行くと真っ赤な小さな実がいっぱいなっているらしい。レモンよりも酸っぱいけれど妊婦さんにとっては美味しいらしく、元気になるらしいよ。猟師さんたちの奥さんが妊娠すると山から採ってきて作ってあげていたんだって」昔、つわりを「クセヤミ」って呼んでいたらしいけど、「クセヤミに効く木の実」なんだって。
その話はネットには書いてなかったけれど、山形県のこのあたりだけなのかな?私は食べてはいないので味は不明ですが、花も時期も効能も一致しました。なるほどね…。
その妊婦さんは、季節外れのスイカを旦那さんから買ってきてもらって食べていましたが、確かにスイカも赤い実でしたね。